どうも、むらせたいる(@MuraseTairu)です。
今回はPS4・PS5・PCで発売された「ウォッチドックスレギオン」をレビューしていきます。
このオープンワールドゲームは私の中ではかなりハマったシリーズの一つで
発売日3日前くらいからドキドキしておりました。
プレイ時間としては冒頭を30時間ほどプレイした感想でストーリーは一通りクリアしました。
前作全前作のウォッチドッグス1,2もプレイ済みですので過去作との違いや魅力についても伝えていけたらなと思っております。
過去作プレイ済みの方もウォッチドッグスをしらない人もぜひ続きを見てください。
動画でもわかりやすくレビューしているので、好きな方でどうぞ。
ウォッチドッグスレギオンとは
『ウォッチドッグス レギオン』はアサシンクリードやファークライ、レインボーシックスシージなどを開発した。
ユービーアイソフトからウォッチドッグスシリーズ3作目として発売したオープンワールド型アクションゲームです。
3作目となりますが物語のつながりはないので、このゲームからでもウォッチドックスシリーズを始められます。
本作の舞台は技術が発達した崩壊寸前のロンドンで、ロンドンを取り戻すためレジスタンス「デッドセック」を設立し犯罪組織に立ち向かうというストーリーとなっています。
物語序盤ではゼロデイというグループが爆破事故を起こし、その事故の罪をデットセックに被せ、ロンドンを崩壊させます。
この世界は技術がかなり発展しており、街中はドローンやカメラで監視され、
ロンドン市民もこのディストピア化にうんざりしている様子で、デッドセックがロンドンを変えてくれることを望んでいます。
簡単に言うと軽いPSYCHO-PASSの世界みたいな感じですね。
操作キャラクターは格闘や銃なども使用していくのですが、ウォッチドッグスシリーズの醍醐味といえばハッキングです。
ハッキングと言ってもめちゃくちゃ種類があり、過去作では信号機の色を変えて交通事故をおこし、追ってくる敵を巻いたり、
ヘリをハッキングして墜落させたり、街で歩いている人の口座からお金をバレずに盗むことだってできます。
ウォッチドッグスレギオンの評価の良いポイント
全員が主人公
今作最大の特徴はフィールドにいる全てのロンドンの住民のNPCキャラクターをチームに参加させることが可能で、NPCはそれぞれにバックストーリー、個性、スキルが設定されています。
仲間にできるキャラクターは膨大という一言では片付けられないほどです。
それもそのはずウォッチドッグスレギオンでは、データベース上でキャラクターを自動生成するシステムが導入されています。
年齢や性別、人種の違いはもちろん、歩きかたから細かい仕草まで、テンプレートを自動的に組み合わされて、街の住人たちが作られており、
私がプレイしている『ウォッチドッグス レギオン』と、他の人がプレイしている『ウォッチドッグス レギオン』に登場しているキャラクターは、まったく別のゲームになります。
ゲームやアニメでは一般人は主人公になれませんが、
このゲームでそんな他の作品ではかなわないことを可能にしている夢のゲームですね。
初代ではエイデン、2ではマーカスと明確な主人公が存在したので、レギオンになってのこの新しい試みがどうゲームに影響していくのかも後に解説しますね。
シリーズのハッキング要素も健在
ウォッチドッグスシリーズの代名詞とも言える監視カメラをハッキングして建物内の状況を把握したり、
敵の携帯を鳴らして注意を引くなど過去作のハッキングアクションはもちろんのこと、レギオンでは新しいハッキングとして軍事ドローンで敵を制圧したり、
小型ドローンで直接ハッキングするなど新しい要素も追加されていました。
ハッキングスキル以外にもガジェットというサブ武器を開放できるようになり、
クモ型のドローンや透明化スキル、自動攻撃してくれるドローンなどをいつでも使用することができます。
仲間になるNPC一人一人が個性的
自動生成されたNPCは見た目だけがちがうのではなく、NPC一人ひとりできることが違います。しかもその違いが少しではなく、全く違うんですよね。
例えばこの工事現場のおじさんは工事現場で使うものを最初から武器として持っているので、何も持っていないNPCより、持てる武器が2つも多いです。
更には工事現場の服装を生かした工事現場でのステルス、さらには自分が乗ることができる輸送用ドローンをいつでも呼ぶことができます。
このようなやれることのぜんぜん違うNPCたちを臨機応変に変えながらメインストーリーやサブストーリーを進めていくので、プレイの味変えができる感じですね。
この良さは主人公が明確なウォッチドッグス1、2にはなかった良いポイントに思いました。
NPCが似すぎていると、メタ的なことを考えてしまいそうなものですが、
一切手を抜いてるなあと感じることがなく、NPC一人ひとりが本当に生きているような気にさせてくれます
ストーリーのクオリティは?
ロンドン住民全員が主人公になれるをメインコンセプトにしたゲームですが、前作全前作の主人公がいる作品と比べてストーリはどうなるか気になる人も多いと思います。
ネタバレなしで個人的感想をいいますと、想像よりはかなり楽しめたの一言です。
やはり、主人公がいないということで一人のキャラクターに感情移入ができないという欠点はでてきますし、人間関係からおこるドラマなどもインパクトに欠けます。
正直発売前はストーリに期待せず購入したのですが、本作レギオンは、自分で選んだメンバーで構成されるデッドセックというグループ自体に結構感情移入ができましたし、
支配されたロンドンを少しずつ変えていき、ロンドン住民全員で反抗していく感じも個人的にはかなりたのしめました。
ですが、これは好みの問題でもありますので、主人公が明確にいる1,2のほうが面白かったという人も絶対に出てくるゲームでもあると思います。
主人公がいないゲームにしては物語がうまくまとまっていますが、一人の主人公が物語を進んでいく感じはありませんので、その欠点をつまらないと感じるかは個人差がありますね。
このゲームほんとにすごくて、仲間にしたメンバー同士の掛け合いなども日常茶飯事にあって
通信で他の仲間にしたメンバーがアドバイスをくれたり、デットセック全員での集会などもフルボイスで喋ってくれます。
シリーズ初心者にも優しい
オープンワールドのゲームの中でもプレイヤーのできることが多い部類のゲームなので、このシリーズからウォッチドックスを始めようとしている人は楽しめるのか心配かとおもいます。
ウォッチドックスレギオンでは難易度をイージー、ノーマル、ハードの3段階で選ぶことが可能で、初心者の人はイージー、やりごたえのあるプレイがしたい人はハードで楽しむことができます。
ちなみに私はノーマルでプレイしておりますが、少しサクサク進みすぎていたので、
シリーズファンはハードに挑戦するのもいいかもですね。
もう一つある難易度調整として、仲間にしたNPCがやられてしまうと死亡して、2度と使えなくなってしまうという設定にもすることができます。
私は怖くてやっておりませんが、より緊張感のあるプレイがしたいひとにはおすすめです。
やりこみ要素も充実
仲間にできるNPCに育成要素はないのですが、ウォッチドックスレギオンのやりこみ要素はそれ以外で充実していました。
主な要素としてはハッキングスキルやガジェットを習得、パワーアップするためのアイテムや潜入時に被るマスクが各地に散らばっているので、回収していくことでできることが増えていきます。
このアイテムは少し癖のある場所に隠されていることも多く、蜘蛛型のドローンで隙間をかいくぐって入手したり、壊せる壁の奥に隠されていたりと、
ただ単調に回収するわけでもないので、謎解きをしながら飽きずに回収することができると思います。
ブレスオブザワイルドのコログの実みたいな感じですね
このスキルアップアイテムはストーリの章ごとにももらえるので、必ずしも回収をするという必要もないですが、
より強力なスキルが欲しい人は、回収しながらすすめることで、よりゲームが楽しめると思います。
ウォッチ ドッグス レギオンまとめ
ウォッチドックスレギオンの感想をまとめると、主人公がいなくてNPCを仲間にするゲーム性は個性的なスキルや武器が用意されており、
プレイスタイルが変えられて過去作にはない魅力になってめちゃくちゃ楽しめました。
ストーリーも主人公がいないゲームとは思えないほどきれいにまとまっていましたが、一人の主人公が生む一貫性のある人間ドラマを期待している人には注意が必要です。
ゲーム性は過去作からの正当進化といった感じで、今までのウォッチドックスシリーズが好きだった方はかなり楽しめると思います。
PS4で購入してもPS5版へ無料アップグレードができるので、PS5版まで待つのも良いですし、PS4で購入しても特に問題はないと思います。
どうも、むらせたいる(@MuraseTairu)でした。